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もっと知ってほしい!どりいむが思う率直なところ

私たちは不妊治療をしてきてよかった 〜どりいむをはじめるきっかけ〜(2)

2015.11.17

「どりいむ」二人の写真

「この重い荷物と重い気持ちを、彼はずっと持っていてくれたんだ」

引っ越しをきっかけに、別の治療法を試しに九州の専門病院へ。それでも良い結果は得られませんでした。
しかもその日、修平が待合室ではげしい喘息の発作に襲われてしまいました。
直前に持病の薬を打ち切ったこともありましたが、不妊治療のストレスもあったと思います。
節子は、歩くのもやっとの修平と、重い荷物を抱えるようにしながらホテルに向かいました。

自分のつらさでいっぱいいっぱいだった節子は、その時にはじめて実感しました。
夫は何も言わずに、私が子供を作りたいという気持ちに寄り添ってくれていたんだ。いろんなことを我慢して、つらい思いをしていたんだ、と。

この人の存在があるからこそ、私たちは夫婦。
節子はこの日、不妊治療をやめることを決意しました。
修平がもしかしたら死んでしまうんじゃないか、と思うような一夜を過ごし、「治療をこのまま続けるよりも、普通に朝を迎えたい」と自然と思えたからです。

子どものいない、ふたりの未来を考える

治療をやめてはじめて、子どものいない未来を考えることになりました。
「やっぱりわたしは、子どもを育てたい(節子)」
ふたりでこれからの計画を紙に書いて話し合っていきました。

節子は助産師を開業する傍ら、子育て支援サポートに登録。
1年後には修平も登録しふたりで子どもを預かるようになりました。
そんな中、母親になった女性の声や、自分の過去の離婚経験、不妊治療中に起きたことから、修平はこう思うようになりました。
「不妊治療やコミュニケーションですれ違う夫婦をサポートしたい(修平)」

そうして生まれた「どりいむ」

修平は44歳で会社を辞め大学院に入学。子育て中の夫婦関係をテーマに研究をしました。
不妊治療の経験を生かして、不妊カウンセラーの資格をふたりで取得。

「どりいむ」として、カウンセリング、助産師、保育園、さらには女性が自立するための支援スペースの提供など、様々な形で、夫婦や家庭をサポートしています。

私たちは不妊治療をしてきてよかった。
ぶつかり合いがあったからこそ、お互いの大切さに、心から気づくきっかけになったからです。
その気づきを胸に、悩める夫婦のサポートをしていきたいと思っています。

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どりいむについて
「夫婦やカップルの人生に寄り添う」ため、様々なライフイベントや子育てのこと、女性の自立支援など、多岐に渡る活動をしています。
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