どりいむ・どっとこむ

どりいむの木の下でたたずむふたり 

  ゆっくりとした時間のなかで なにかを話しあっています

  そんなどりいむのまわりには いつも人がいっぱいです

  多くの家族 カップルが 
  どりいむの木の下で思い思いのときを過しています

  人生はいろんなことがあっても まわりにはいっぱいのひとがいて
  大きな木が見守っていたり 
  おひさまが背中からあたたかく応援してくれていたりします

  みんなで手をつないで 一歩ずつ歩いていきましょう

どりいむがそこにあります

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 わたしが,どりいむさんに出会ったのは,もう随分前のことです。

 そのとき,私は生後3ヶ月の長女の夜泣きがひどく,夜何度も起きておっぱいをあげていました。それでもなかなか寝てくれなくって,寝不足の毎日でした。夫はいつも隣でグーグーいびきを掻いて寝ているのでなるべく起こさないようにそうっとあやしたり(夫もいつも仕事で大変だし,せめて家にいるときはゆっくりして欲しいから,これがこの時期のわたしが彼にしてあげる唯一のことなのです),添い乳をしてなんとかしのいでいました。

 朝,寝不足のなか,夫をなんとか会社に送り出し,食器の片付けや掃除洗濯を行い,日中はほとんど児の世話に明け暮れ,夜はようやく児をお風呂に入れ,寝かしつけたころに,夫が帰宅し,食事の用意をして一緒に食べ,片づけをして床につくという毎日でした。そして夜は,児の夜泣きに付き合い1〜2時間おきに起きていました。とっても辛い毎日でした。

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 そんなあるとき,おっぱいが急に痛み出し,しばらく我慢していたのですがどうにも我慢ができずに,この児を産んだ産院で戴いていた近くの助産院マップを思い出し,近所の助産院に電話をしました。

 最初にかけたところは,「どこが痛いの!?」「いつから痛いの!?」「なんでそんなになるまで放っておいたの!?」と何か怒られているような感じがして,思わず電話切てしまいました。次にかけたところは「いま予約でいっぱいなので,すぐには見れないけど予約してくれれば見ますよ」とのこと。いつなら予約できますかと聞くと2週間後とのことでした。今,痛いのに2週間後だなんて!..もういい!自分のからだは自分で何とかすると思って,我慢することにしました。

 そんなある日,夜どうしても痛くって我慢できなくなり,夜の10時過ぎだったのですが,リストの一番下にあった割田助産院に電話しました。どうせ,ここもダメだろう...そんな気持ちだったのですが,対応してくれた助産師さんは「それは痛かったやろう,大変だったね」と言ってくれ,それに加えて「こんな時間でもよかったら今から行くけど,うちに行っても迷惑じゃない?」と聞いてくれました。もう涙が止まらないくらいうれしかったです。思わず「お願いします」って叫んだのを覚えています。

 夜,車を飛ばして(?)来ていただいたのは,夜の11時を過ぎる頃だったでしょうか?こんな時間に来てくださるなんてその温かさにうれしくも思いながら,おっぱいの痛さにお礼もそこそこに見て頂きました。結局その日は2時近くまでマッサージをしてくださりました。助産師さんは汗びっしょりになってマッサージしてくれました。後で話しを聞くとご主人さんが車で送り迎えをしてくれたそうです。その後何回かお世話になり随分助かりました。

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 そんなある日,読んでいた本にベビーマッサージのことが書かれていました。これまでは興味はなかったのですが,この児にとって良いことならやろうとインターネットで調べてみました。なんか多くの記事がありよくわかりません。体験された方も難しいとか手技がどうのこうのって大変そうでした。でも,この児にとっていいのならと近くで出来るところはないかと,インターネットで地区の掲示板にて問いかけてみました。なかなか返事はなかったのですが,過去ログを見ると青葉台駅前にあるところでやっているとの書き込みを見つけました。そこではタッチケアというベビーマッサージをやっているとのことでした。施設の名前は「さろんどりいむ」ということです。なにか変わった夫婦が開いているらしく,でもその感想はとても良かったというカキコミがありました。「さろんどりいむ」をインターネットで調べるとそのホームページが見つかりました。開いてみると淡い色使いでいろいろ書いてありました。見た瞬間,なにか“匂い”を感じました。文字も小っちゃくいっぱい書かれているのですが,上手く表現できないのですがほんわかしたものを感じました。なんかごちゃごちゃしていたので,タッチケアって何?ベビーマッサージとどう違うの?と,電話して聞いてみることにしました。

 電話に出てきたのは男の人でした。この人,私の質問に丁寧に答えてくれました。タッチケアは,アメリカでは研究が盛んに行われており,児の睡眠やリラックスにも効果があるそうです。なにより親と子のふれあいが楽しく,簡単に続けられるとのことで,「さろんどりいむ」で継続してみてくれるとのことです。ホームページの印象や応対してくれた方の親切さもあり,思わず予約してみました。予約は,すぐに次回のタッチケアの日が予約できました。あまり人が来ないのかなあなんて思ってしまいました。

 予約の日が近づいてきて少し不安になり,「さろんどりいむ」のある建物に行ってみることにしました。どうせ明日行くのだし,時間に間に合うように下見に行ったのです。「さろんどりいむ」は青葉台駅のすぐ近くの東急スクエアの高架下駐車場の入り口のすぐ横にありました。東急スクエアのこの駐車場はよく利用していたしこの2つ隣にある青葉台駅前郵便局にも何度も足を運んでいましたが,ここにこんな施設があることは知りませんでした。そしてよく見ると窓にはなにやら白い紙が貼られ中の様子を見ることができません。正直,なんか胡散臭いところだなあと思いました。ビルの2階だし,一度入ったら出て来れないんじゃないのって思いました。しばらく車の中で見ていたのですが,午後13時過ぎに何人かのひとがベビーカーを階段下に置いて入っていきました。でもしばらく見ていても誰も出てきません。まさか,本当に帰れないんじゃ...心配になりました。

 その夜,うちに帰ってインターネットでもう一度「さろんどりいむ」を見てみました。よーくその中に書いてあることを見ると,提携施設に割田助産院が書いてあるのを見つけました。「えっ!あの助産師さん?」と見つけ,なんとあの助産師さんとその旦那さんが開いている施設だと分かりました。今度は,これまでの不安がうそのようにワクワクしてきました。また,あの助産師さんに会えるんだ。

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 さて,当日です。「さろんどりいむ」を訪れると,扉のなかにはあの助産師さんがいました。あの時どうようににこやかな笑顔で。そのうしろには旦那さんがこれまた笑顔で迎えてくれました。

 タッチケアは,それはもう楽しかったです。何よりこの児がこんなに笑うなんて。この日は他にタッチケア教室に来ている人が居なかったので,助産師さんと旦那さんとたくさんお話しできました。美味しいお菓子も戴きました。このお菓子,最初はサロンにお客さまとしてきていた方が手作りで作ったお菓子なんだそうです。とっても美味しかったです。美味しいお菓子を食べてゆっくりとお茶するなんて何ヶ月ぶりでしょうか。
友だちも少なかったのでそのことを相談すると,「今度サロンにおいでよ」と勧めていただけました。「サロン」は毎週1回開催されていて,誰でも気軽に来ることができるそうです。また,いろいろお話しを伺うと,お母さんと児がいっしょに楽しめる「ママビクス&ベビービクス」というエクササイズや,妊娠前や妊娠中,育児中のひとや更年期などすべての女性が対象の「すべての女性のためのストレッチ・エクササイズ」というリラックスした雰囲気のなかで行うエクササイズもあるとのこと,そして離乳食教室や多くの教室が開催されているようです。へえー,こんなにいろいろやってるんだ。また,「すべての女性のためのストレッチ・エクササイズ」にはマタニティクラスがあるとのこと。「知らなかった...知っていればそのときから利用していたのに...」

 改めてチラシを見ると,妊娠から出産,育児に関するさまざまな相談やカウンセリングもやっていて,そのほかにアロマテラピートリートメントもやっているとのこと,たくさんあってどれから利用すればよいかわからないくらいでした。

 助産師のせつこさんに「なにかいま困っていることないの」って聞かれ,つい思わずずっと思っていたことを相談しました。
最近,なにか夫との距離を感じるようになったのです。夫はいつも忙しく,帰ってくるのも毎日遅くって,なにかいつも疲れている。そんな彼につい話しかけることも遠慮するようになったけど,自分のことも聞いて欲しい。この児と今日なにがあって,私がどう思っているかを聞いて欲しい,そんな思いがいつの間にかこころのなかに溜まっていたのです。せつこさんは,やさしいことばでわたしの気持ちを聞いてくれます。そして男の人ってどう考えているの?と今度はしゅうへいさんの意見も引き出してもらえます。そして,最後には「今度ご夫婦でおいでね」と言ってくれます。絶対,夫と来ようと思いました。

 夫は,最初は渋っていたのですが,わたしの猛烈なアタックに根負けして,重い腰を上げてさろんに一緒に来てくれました。一緒に食事を食べ,割田さんご夫婦とたくさん話しました。最初は乗り気でなかった夫が,最後にはわたしより夫のほうが楽しんでいるようでした。ここで,割田さんからあるゲームの提案がありました。幸せのシャワーという名前でした。ここでは多くは語りませんね,だってみんなに浴びて欲しいから。わたしはこの幸せのシャワーでたくさん救われました。

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 その後も,どりいむさんには何度もお世話になりました。離乳食教室に参加して,離乳食を開始するときに料理が苦手なわたしにやさしく指導してくださり,少し自信がついたあともレパートリー増やしにと,離乳食ってこんなに簡単だったのかと感激,大助かりでした。また,この児が突然食べなくなったときにも大変お世話になりました。食べるってこんなに大事だったんですね。どりいむ食事会に参加して救われました。この子がこんなにも食べるなんて!私もこんなにゆっくり食事をしたのはどれくらいぶりかしら。

 タッチケア教室のあとはそのフォローアップをして頂き,ベビーマッサージや赤ちゃん体操にもチャレンジしました。念願の「ママビクス&ベビービクス」と「すべての女性のためのストレッチ・エクササイズ」にも参加し,回数券を購入して毎回楽しみました。また,アロマテラピートリートメントで育児に疲れたからだをたっぷりと癒してもらいました。児も傍にいるという安心感からいつも以上にリラックスしました。また,この児の睡眠の問題やアトピー,紫外線,ことばの発達や子育てを考えようの講座も積極的に受けました。また,親と子の発達を学ぶ「子育てセミナー」はとてもためになりました。これを学んだお陰で,夫婦で自分たちの育児を余裕をもってできた気がします。なんといってもこれらが,マンツーマンでいつでも受けることができるのは大助かりでした。また,サロンもたびたび利用して多くの友達もできました。ここではみんながすぐに打ち解け,みんなで考えることができるのです。そうそう,このサロンには他の助産師さんも来てくれるんですよ。それがもうすごい人。秘めたパワーってものを感じます。

 私は,「いきいきリフレッシュセミナー」が大好きです。でも最初は,参加に躊躇したんですよ。だって,「どんなことやるの?」って尋ねても,「それは秘密」って教えてくれないんだもの。でもしゅうへいさんは健康と心理に関する研究を行っていてそのなかからとても大切な学びをすることができるエクササイズを考えてくれたんです。すっかり虜(とりこ)になり,その後落ち込むことがあるたびにこのセミナーを受講し,リフレッシュしてきました。この教室を受けてきた日は,夫はいつも「なんだお前,いやに明るい顔しているな」って言っていました。そう,すっごく元気をもらえるのです。

 夫ともよくさろんに行きました。ふたりでコミュニケーションや人生について一緒に学び考えました。夫もこれまでは,女性のからだや妊娠,子育てについてもあまり知らなかったようですが,どりいむさんで多くのことを学んだようです。これはあとで知ったのですが,夫はひとりでもよく利用していたようです。会社からの帰りにちょっと立ち寄りしゅうへいさんとビールを飲んで帰ってきてたようです。

 どうりでだんだんと私の気持ちを察してくれるようになったのだと,いま振り返って思いました。

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 そして,二人めの出産の際には,せつこさんに大いにお世話になりました。マンツーマン母親学級,父親学級,妊婦体操のほかバースプランを作る際にも大変お世話になりました。また出産の際には立会い分娩(分娩寄り添いケア:“doula”を実践しています。)をお願いしました。外国では既にそういうシステムが確立されているようです。いつもそばにわたしをよく知っている安心できるプロが居る,そう思うだけでも安心できました。 

 ほかにも,夜突然熱を出したりしたときも,いろいろ相談に乗ってくれました。わたしは割田さんとはトータルケアサポートというサポート契約を結んでいました。この契約を結ぶと夜でもメールや電話で対応してくれるのです。いつもそばにわりたさんが居る,そう思うととても安心して生活できました。

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 私がこうやって育児を行ってこれたのも,そこにどりいむがあったからです。なにかあったときにどりいむがあると思うとすごく気分が楽になったのだと思うのです。実際,家のなかにこもっていることが多い育児期間でも,週に一度はどりいむに行くように自分で計画を立てました。公園に行っても良かったし,地域の子育てサロンでも良かったのですが,なにか馴染めなかったのです。でもどりいむは違いました。ここに来ると,せつこさんやしゅうへいさんと話せるし,ここにくるとほかのいろんな方とも自然に話せるのです。なにかあったらどりいむにいける,なにがなくてもどりいむに行く。そうすれば,大変な子育てもそうは思わなくなるのです。もっと前から知っていればよかったとつくづく思います。妊娠中はもちろん結婚してからすぐにここを知っていればよかったと思います。

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 わりたさんと出会ってからもう20年が経ちました。
 そして,長女にも彼氏ができたようです。いずれは結婚,出産することでしょう。私は,娘に伝えることは「なにかあったらどりいむに行きなさい」,それしかありません。もうせつこさんはいくつになるのでしょうか。でも今でも毎日精力的に活動しているようです。毎月届くニュースレターが楽しみです。いつもの夫婦の会話のコーナーが大のお気に入り。あのご夫婦はいつまでも仲が良くってうらやましい。うちの子たちもああゆう夫婦になって欲しいと思います。
 私もまだまだ現役です。でも,これからももうすぐ定年を迎える旦那との生活や,これから迎える更年期や自分のからだの衰えなど不安はいっぱいありますが,私たちにはどりいむの二人がついてくれています。安心してそのときを迎えることができます。世間では熟年離婚とか定年離婚とか言われていますがうちは全くその心配が要りません。だって20年来夫婦揃ってどりいむに関わっていたのですから,うちら夫婦はコミュニケーションばっちりです。これからの二人の人生が楽しみです。

 こうして毎日をすごせるのも,どりいむがそこにあるからです。
 
 本当にありがとう!

 そしていつまでもがんばって!!せつこさん,しゅうへいさん。
 特にせつこさん,いつもそんなに走り回っていないで,少しは休養してね。


どりいむStoryは,トータルライフケアサポートどりいむの利用方法の一端をわかりやすく説明するために創作したものです。
なお,本原稿は,弊社が発行するどりいむニュースレター2005年8月号に掲載した原稿を一部加筆修正したものです。
また,2006年1月,どりいむの最新の教室,セミナーの情報を追加して一部追加いたしました。
2006年8月,どりいむのお客さまの声を反映し,一部追加いたしました。
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                                                   トータルライフケアサポート どりいむ 

  
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